『やっとスケートが好きになった』
12月3日の月曜日のニュース23で高橋尚子さんによる高橋大輔選手へのインタビューが放送されました。
西日本選手権、そしてレジェンドオンアイスから動く姿を見られていなかったし、全日本までは何の情報もない事が良い練習が積めているという事だろうとも思っていたので、この時期に様子を見られたのは嬉しい。
インタビューは先週行ったそうで、練習では4Tにトライしてたのにもびっくり‼️
足を捻挫したので、もう4Tはやらないのかと思ってたのですが、大丈夫なのかな?
そしてこの言葉。「やっとスケートが好きになりました。」
最後に高橋尚子さんが言った「4年間で重い鎖を外していって、残ったのが初心のスケートを楽しむ高橋選手」
なんか色んなものを少しずつ取り除いて残ったのがそれだということかな。残ったんじゃなくて残したんだけどね。
いや、彼はずっとスケート好きでしたよ。
なんというか、『好き』のハードルが高いのだと思います。
彼にとってスケートは、そのぐらい人生をかけてやるものなんです。
ソチが終わってからずっと彼は「死ぬほどスケートがやりたくなる自分」を心待ちにしてた。引退会見の時の「現役に未練がないわけではない」って言葉にも、関西ローカルでも「(復帰しないと)天には誓えない」とも言ってたし。
でも、求めてるのはもうかなりの「やりたい気持ち」。2011年のモスクワワールドの後程度の衝動じゃ、引退前にあったような沢山の試練は超えられない(と思ってたんじゃないかな)
スケート靴を持たずにNYに行ってみる
→全然やりたくならなかった!
試合を見る
→自分がそこにいないのになんの違和感もないもん!
なんて発言をしてましたね。とても残念そうに、そして、その度に自分に落胆しているように。
そんな時、私の中で流れるメロディは『カナシミブルー』(笑)
「離れてく僕らを止めて!」って流れてました。めっちゃ好きじゃん、めちゃくちゃ悲恋じゃんwww
私はニブイのかもしれませんが、あんまり大ちゃんがスケートを離れるとは思ってなかったんですね。
心のどこかで、あの天才が氷を離れるなんてそんなこと許される訳ないと思ってたのかもしれません。
でも、ご本人は私の予想より頑固だった。
でも、引退の時に言っていた、やめる理由は「怪我」でも「年齢」でもないと、言い切ったその言葉をしっかりと体現しました。
そういう意味では、考えはブレない人なんです。
下ろした重い鎖も、見つけ出した夢と高いモチベーションも、この4年があったから出来たこと。
今はもう祈ることは、大輔さんが健康で怪我なく練習出来ることだけ。
満足いく現役生活を過ごして欲しいと思います。