優しくなくていいから

悲しい顔はしないーでー♪

電撃!引退宣言!?

先週は遅めの夏休みを取り、実家に帰ってました。

それなのに日本列島に向かって台風がやってきて、900ヘクトパスカルとかそんなサイズのが直撃したら築ウン十年になる実家など飛ばされてしまう~とかビクビク。旅行の予定もキャンセル。

沖縄あたりで少し速度が遅れたときにだいぶ勢力が衰えて、本州に上陸した時には大丈夫そうかなぁ?なんて思っている頃に、親戚に不幸があり、一気にバタバタ。結局、翌日家族と共に関東へ行くことに。

・・・と朝を迎えたら「ちょっと大ちゃん引退するって!」という家族の言葉に起こされたのでした。

旅支度をしながら、テレビをチェック。

1,2年かけて決めるって言ってたのに何で~?とか、なんかどうしても現役を続ける選択をできない事情ができたの??とか、頭をぐるぐるしながら、思考は悪い方向へ。

ミヤネ屋で中継を見ていて、少しずつ落ち着いてきて、「1回は復帰できるということもあって」とかいう件で笑ってしまった。「こんな大騒ぎになったら復帰しづらい」的な発言とか、もうなんなのよ~って。

結局、何も変わってないってことよね?なんて自分を落ち着かせていました。

その後の報道のすさまじさには正直びっくりしました。ワイドショー的なものはもちろんのこと、NHKのニュースでさえトップ扱い。もちろん私の状況的にはリアルタイムで見ることなどできなかったので、全部リモートで予約。

こういう時にネットからリモート予約ができるソニーのブルーレイレコーダーは超おススメです。

ちなみにいまだにすべてのチェックは終わってません^^;

週末で報道もひと段落して、プライベートでもお葬式等もひと段落して、いろんな感情が渦巻いてます。亡くなった方への想いも含めて、人生ってなんだろう・・・とか。

大ちゃんのことに話を戻すと、報道は概ね好意的なものだったとはいえ、なんだかあまりに騒ぎが大きすぎて「なに?真央ちゃんが引退した時の予行練習?」なんて穿った見方をしてしまう自分がいたり。

それでもNHK刈谷アナの発言は本当にすばらしくて、その勢いに他の若いアナさんたちが若干ひいているようにも思えるけど、「フィギュアスケートの無限の芸術性というか可能性を世界のフィギュアファンに広めた」とかもう本当に泣けてきました。

こうやって一見好意的なたくさんの報道の中にも、本当に愛ある発言をしてくださってる方や番組と、ただ単に騒ぎになってるから分かったようなことを繰り返しているだけのものとあるわけです。

でもね、私が想像してたよりずっと愛ある報道が多かった。それが彼が積み重ねてきたものだったんだなと思いました。

そういえば、1月にメダルウィナーズオープンが開催されるとのニュースが今日ツイッターをにぎわせてました。まだ誰が出場するかは決まってませんが、私個人的にはまだ出演してほしくはない・・・。(出るなら見に行きますけど)

同じように感じている方はファンの中にはたくさんいらっしゃるようで、それは未練なんだそう。

私は、アイスショーももっと休んでいいのよって思ってたぐらいだから。

中途半端に点数がついてしまうもので、彼が現役に残してきた未練を晴らしてほしくないというのが本音。

人は自分が信じたいものしか信じません。だからこれは私の脳内妄想が作り上げてるのかもしれません。

けれど、私には今回の引退宣言は「こんな風にはっきりと線引きした後でも、復帰しようって思える程の強い気持ちが持てるように僕はがんばります。」って言ってるように聞こえました。

”選手”のままで競技に戻ったのなら、今度また辛い状況になった時、「自分が選んだ道だ」という自信が持てないと思ったのかもしれないし、万が一、散々待たせてファンの期待を裏切るかもしれないことに思いを馳せていたのかもしれません。

そんなことをいっても将来を模索している途中で、現役に戻るより興味あることを見つけたら、そっちに走ってちゃうようなそんなキャラクターであることも重々承知(笑)

こっちだって今は未練タラタラのファンだけど、時が過ぎれば、引退を本当の意味で受け入れられるようになってるかもしれないし、やっぱり無理かもしれないし、ぜーんぜんフィギュアのことなんて忘れてしまってるかもしれないし、どうなってるかなんてわかりません。

私は「一生ファンです」とか「ファンの最後の一人になっても応援してる」とか無意味に今の感情で語るのは好きじゃないし、安易な意味でのそういった発言は、『いつも”現在”を頑張って魅せてくれてる人』に対して失礼な発言だと思っているので、敢えて言いません。(そういう言葉のすべてが悪いと言ってるわけじゃないです。そういう言葉が人を支えることもあると思います)

私は中学生の頃から同じようなスタンスで二十数年藤井さんのファンを続けてる人間でもありますから、まぁ諦めは悪いんでしょうねぇ。

とりあえず、当面は一区切りつけた彼から何が飛び出してくるのかを楽しみにしながら、アイスショーに投資する日々となりそうです。