もやもや?
昨日(10/27)のサンケイエクスプレスに中野由加里さんが大ちゃんの引退について書いたコラムがありました。
ツイッターなどで少し波紋を呼んでいたようですが、悪意や裏がある内容とも思えませんでした。
皆さんがひっかかったのは「スタミナの面」の話の部分でしょうか。それに関しては私も?と思いますけど、何をもってのスタミナの話なのかがはっきりとはわからないので、そういうふうに彼女は感じたんだなぁ~ぐらいです。
それはそれとして、私はやはりバンクーバー以降の彼しか見てないのでおそらく彼女が一番よく見ていた頃の彼を知りません。だから感じることも全然違うんだろうなと思います。
そもそもアスリート仲間とファンでは違うことは承知ですけどね^^;
それでも負け惜しみでもなく、実はそんなに「もっと前から見ていれば」と思ったりはあまりしないのです。
ありがたいことに過去の演技のいくつかは今でも動画等で見ることができますし、そうやって演技を見ていてやはり私はこの4年間の彼の演技や成長がとてつもなく好きなのです。
この4年の彼のスケートの進化は、違うステージなのかもしれない。
テレ朝チャンネルでやっていたフィギペディアを見ても、私はテレビのサイズの画面ではほとんど見たことのないような時代の演技より、自分も録画を持ってるこの4年間の演技の方がより釘づけになってしまうというか、目が離せなくなるんです。
特に2011-2012シーズン以降はもう演技としての魅力があり過ぎて、ジャンプとかもちろん失敗した瞬間は残念なんですけど、すぐに忘れちゃうんですよね。彼の動きを見ていると。
たくさんあった引退報道で、流れたのがほとんどバンクーバーの演技でした。ショートもフリーも素晴らしいと思うし、大好きですけど、でも、その後のシーズンもその後のシーズンもずーっと彼の演技は洗練され続け、素晴らしい成長をし続けているのになって思いも出てきてしまいます。
彼がやってきたことは、既存のフィギュアスケートの概念にはなく、フィギュアスケートそのものの可能性を広げるもので、残念ながらそれを正しく評価する術は今のこの競技にはなかったのかもしれません。
オリンピックのメダルも、世界選手権のメダルもすばらしいことだけど、それだけじゃないんだよって、褒められててもなにかもやもやしてしまうんですよね。
NHKの情報まるごとって番組で刈屋さんが言ってたことや、荒川さんのコメントにあった「才能がある人が努力するとこうなるんだ」って言葉を見てても、フィギュアスケートをちゃんと見てる人はそのことも分かっているんだと思います。
でも、やっぱりそのことをもっともっと見せつけたかったと思っちゃうわけです。
いや、まだあきらめてませんけどね(笑)