優しくなくていいから

悲しい顔はしないーでー♪

Friends on Ice 2014 -2

続き

一部と二部の間の抽選会は、例年であれば公演ごとに違うメンバーだったりするが、今年はヤマト、タケシ、タカヒコで固定。

そこにしー様とMCの方の5名で執り行われるが、なんだか自由な3人組は小芝居をしたりして結構笑える。

楽公演ではここでこづくんフリーをやることに決定(笑)

ダイスケ、あっこちゃんタンゴコラボ:

いやー、これはもう本当に圧巻。何がいいってユニゾンで滑るステップですよ、奥さん

これだけペースも振りも違和感なく動けるってあっこちゃん凄い。っていうかこれはあっこちゃんのプログラムのステップだそうなので、ダイスケが完璧にコピってるってことなのか??

いや~、大ちゃんがこんなに人に合わせることができるとはびっくり。なんか彼の演技って即興性というかそういうものを常に感じさせるから、毎回違って見えるし、なかなかこの感情のようなものを合わせるのは難しいって思ったりしたんですけど、いや、やはり彼はすごーくコントロールされたスケーターなんだなと実感したわけです。

正直なんかずっと”凄い、凄い”って思ってて、覚えてないかも、、、3回も見たのに(爆)

テレビで放映されたらもっと細かいとこじっくり見るもん!

ってかこれのBritish Euro Sportsの解説とかを聞いてみたいな、おい。

この後にキッズの演技が入るのは、やはりやだよね、皆さんこの後に滑るの・・・。ってことかしらね。

濃くなった世界をキッズが中和です。

こづくん:

実は私が見た3公演、ぜーんぶ違うプロやってくれたんですよね^^

どれもよかった。EXのフラメンコ、SPのタンゴ、フリー。

タンゴはケンジせんせの振付ということで、なんとなく大ちゃんのタンゴに通ずるようなステップ。でも、なんていうか(凄く失礼かもしれないですが)やはり彼はうまいなぁと。

私には細かいことが分かるわけじゃないけど、凄く細かくステップを踏んでいて、おそらく今の(少なくとも去年までの)ルール的にはあんまりこういうステップを入れるのっておいしくないと思うから、どちらかというとやる人は趣味みたいなとこがあるのかなと。

ステップは最低限のレベル要素を率なくこなす方が点は取りやすいんだろうし。

私は、なんかこういうのは見てるの好きだなぁって。

フリーはね、私のイメージで彼はショーではそんなにジャンプ決めてこない感じだったんですけど、冒頭の4回転以外はジャンプもほとんど成功してたんじゃないでしょうか。コンビネーションとかは入れてなかったと思うけど。

ローリーのプロっていうことでしたが、なんだかこづくんの良さはとても出ていたように思います。ただ、歌付は見てる側も何に感動してるんだかわかんなくなっちゃうところがあるので、競技会で見るときにはどーなのかな。

イリーナ:

彼女は、去年のフレンズと、JOでも生で見てます。見た瞬間、衣装のせいかもしれませんが「痩せた?」って思いました。

去年のJOで女子の中では、彼女はとてもよかったと思ったんですけど、というのは一番見ていて楽しかったのです。でも、要素が決められてなかったので点数がとても低くて、ショートぐらいの点しかなくて、点数が出る前から分かってはいたのですが、なんだかとても悲しく感じたことを覚えてます。この採点で戦うのに必要なことは、必ずしもフィギュアスケートで重要なものではないってことなのかもしれない。それでも笑顔を崩さず、そこにいた彼女はとても気高く美しかったかな。

ジュベール

出てきてすぐに客席につっこんでくあたり、やはりフランス人、キャンデロロ風味?ジャンプはゴージャスに、けれどなんとなく身は重そうに感じたかな。でも楽しそうだったし、初めて見ることができたので大満足。

ちなみに土曜の昼公演後横断歩道のところでも目撃しましたけど~。カッコ良かった。

ミキちゃん:

PIWと同じプログラム。Say Somethingの曲はなんだか頭の中をぐるぐる回ります。ジャンプは2Aと3Sだったかな。

ジャンプは美しく、身のこなしも彼女らしさが感じられて素敵。彼女の背中の筋肉の付き方好きですw

ライサ:

思ってたよりずっとよかった。ロクサーヌ

バンクーバーぐらいしか見たことないけれど、彼の演技はそんな好きなタイプじゃないかなぁって思ってたんですけど、生で見たらよかった。いや、彼もずっと成長してるから良くなってるのかもしれないけど。

長い手足、でもそれに甘えないで、スピンのポジションも姿勢もきっちりとしていて、あれだけの体格であんなにジャンプの姿勢や軌道っていうか空中の体勢、着氷までがきっちりと正しいという印象が残るのは、迫力がある。

踊り心があるってかんじではないけど、ロクサーヌ、大ちゃんとは全然ちがうけど、見ごたえのある、気品高いプログラムでした。

彼がいい悪いにかかわらず、あの音楽が流れると違う人が違う振りでちょろちょろと現れちゃうことはもう仕方がないっす

パン、トン組:

ペアとかあまりわからないけど、毎年彼らは本当に美しくて、感動します。現役を引退したのは最近ですが、バンクーバー後は成績的にはいろいろあったんでしょうが、ショーではもうずっとプロという風格があって何か越えちゃってるんだなという印象があります。お互いをとてもいとおしそうに、演技していて、アジア人のカップルにこういう表現ができるってのは素敵なことだなと思います。

ダイスケ:

そうか、ジャズってこういう音楽か、なんて思ったのが第一印象。彼がずっとジャズやってみたいって言ってたのは知ってたけど、私の中でジャズはウッドベースとピアノでリズムを刻むしっとり大人の音楽みたいのを勝手に想像してたからなんですけど。よく考えればビッグバンドでIn the Moodもジャズだもんな~。そっち方向ね。

音楽の種類分けってあんまりわかんな~い。そりゃ、シェーちゃんはマンボをジャズって持ってきてたわけだしな。

ロックンロールメドレーと似た雰囲気かなと最初は思ったんだけど、もっとかわいくておちゃめなしぐさや表情を織り交ぜながら、本当に氷上ですかぁって動きをずーっとしてる。

こういうのを見ると本当に彼はエンターティナーだなと、でもねなんていうのかな、雰囲気にのまれ過ぎない。その世界観を作り出すことに手を抜かない。感情に任せているようで、高揚した気分や雰囲気に飲まれて、氷上で滑ることをサボることはないとでもいったらいいだろうか。ちゃんと計算して魅せているんじゃないかな。

気持ちの高揚は完全にそのスケートに還元していく、とてもコントロールされている。たぶんどこかですごく客観的でクールにしている彼がいるなんて、そんな風に思ってしまったのです。自己満足にならないように、ものすごく厳しい目で自分の演技を見てるもうひとりの彼がね。

ってことで、ダメダメな私は、やっぱりあわあわしていて終わってしまうので、なにも書けません。。。

あ、でもいつか大人のジャズナンバーも見てみたいな。

そして、エンディング。大ちゃんは北へはけていって、東の出入り口から他のメンバーがリンクに入り、南ショートサイド側に、北を正面にしてスタンバイしたところで、また北から黒い影が飛び出してきて、その先頭のアッコちゃんの横へ。

もうね、これもほんとにずーっと動き続けてて、かわゆくて、かっこよくて、圧倒的に視線を集める。

フィナーレ後、楽公演は会場の照明が落とされてるところへ、男性二人が・・・。ケンジせんせと大ちゃんだよなぁって。

そして、はじまるダイスケ&ケンジのタンゴ。アッコちゃんのポジションがケンジ先生。背の高さ逆だし(笑)

途中からあっこちゃんもでてきて、コントのような振りも織り交ぜながら、時々ケンジ先生はお休み入れながら、最後の3人でのステップは圧巻。

3階の立ち見だったので、しかもフィナーレ後は指定席の人が立ちっぱなしで、大きなバナーも広げてたので本当に見にくくて、一生懸命背伸びしたり、いろいろしたけど、やはり隙間からしか見えなくて全貌が見えなかったのは少し残念だったけど、それでも4時間並んで、その後もずっと立ち見で疲れたけど、そんなのを忘れて見に来てよかったって満足でした。

おそらくPIW東京の終わった後から、かなり真面目に練習してたんじゃないかと思います。あれだけの運動量の、しかもすべて新しいプログラムをあのクオリティで5公演行うのは、凄い。

それをね、なんていうかさらっとやってのけるんですよ、彼は。

本当は、さらっとじゃないって分かってる。しー様の代打(と思っている)の重責を感じてたとも思うし。でも、どや、やってるで!すごいやろ?っていうのじゃなくてという意味でさらっと、彼にとっては当たり前なんだろうな。

たぶんいろんな思いが心の中にはあって、一番大事なシーズンが怪我で思うようにいかなかったそういう体だけじゃなく心の傷も100%癒えてるわけではないと思う。

でも、彼は例年にも増して、明るい底抜けに明るいショーを、完璧にやりきることで引っ張っていくことで、一つの区切りを付けようとしてるんだなって感じたのです。

涙のシーズンも絶対に笑顔で終わらせる、そういう彼の心意気を、私は尊敬してやみません。

そして、激しいフレンズロスというかダイスケロス。

もう、新しいシーズンが始まります。

自分はこの冬どうやって過ごすのでしょうか・・・。たぶん、フィギュアはほとんど見ないと思うけど。