優しくなくていいから

悲しい顔はしないーでー♪

髙橋大輔現役復帰

いやぁ、もうびっくりですよ。

発表のあった7/1から早3日、はい、日常生活ままなってません(笑)なんもしてないけど。

この情報を初めて聞いた時、驚きましたが、素直に嬉しい!だったんです。自分でも意外だった。

いや、もちろん懸念や心配はいっぱいあります。何より脚、膝の怪我のこと。

ブランクがある上、30代になった身体に、4回転の負荷をかけたら…と思うと怖い。

あとは本人も言ってるように、勝ちにこだわるなら、辛い結果になり得ることも。

でもね、そんなこと彼が考えてないわけないのです。だから、そういう懸念より何より「挑戦したい」って気持ちが彼の中でうわまったって事が、嬉しくて尊いのですよ。

そう思えるだけの何かが私の中でもこの4年の間に生まれたのかもしれません。

4月からの彼の状況、状態、様々な周辺情報から、もしかして試合に出る気なのかなとは思ったりしてたんです。でもGPSアサインに名前なかったし、あるとしてもJOかなとか、思ってた矢先ですよ。

来たよ、ジェットコースター、来たよ斜め上(歓喜)

で、記者会見動画も見ました。TV出演も見ました。

うんうん、とりあえず(私が)思っていた事とは(私の中で)違和感はない。

ちょっと一部報道には誤解もあるかな。

四年経って結局やりたい事が見つからなくて競技に戻るんじゃないと思います。

パフォーマーとして生きていきたいから、そのスタートが現役復帰。目標は全日本でも五輪でもなく、その先にあるんだと思ってます。

ただそれだけに向き合う競技スケーターに戻って今出来る最高の身体を作って、納得するまで戦って、競技人生で残してきたもの回収してピリオド打って、そこから本当のプロのパフォーマーとしての自分を確立するってことじゃないかな。

現役最後、目指していたものの直前で、怪我に見舞われ、たくさんの可能性を奪われた。そして怪我で療養していて、全てに疲弊して、身体的にも精神的にもスケートから離れた状態での引退。その後もNYに行ったり、スケートから離れてた。

日本に戻り、アイスショーや氷艶、LOTFなんかでその時々トレーニングもしたし、その時々身体も作った。

けれど、常に他の仕事もあり持続できない、限られた時間でしか練習も出来ないのに、24時間365日それだけのために鍛錬を積んでいた現役時代のパフォーマンスを戻せていたかと言ったらそれは否だろうから。

「(ちゃんと鍛錬した上でも)最高のパフォーマンスができるのはあと5、6年」そう考えると時間は少ない。無理をしてでもまずは納得できる身体を作らなきゃいけない。そしてここまでの自分の最高のスケートは現役時代にあるんだから、まずそれを取り戻す。

そして、その過程で、ずっと心の片隅に引っかかってた競技人生の忘れ物を取りに行ってしっかりと競技人生にピリオドを打つ。

まだ他にもいろんな思いはあるのかもしれないけど、記者会見の彼の言葉はこの2つが復帰する主な理由だと言ってたんじゃないかな。

ツイッターの私のTLは、ファンの人ばかりなので、やはり同じように感じているみたい。でも報道は微妙かな。

実際試合で彼らの思う成績が出なきゃ、何か言われたりするのかもしれません。

もちろん、試合にでるのですから、勝ちを求めることは間違いじゃないと思います。ファンが「勝ってほしい」とか「勝たせたい」と思うのだって間違いじゃない。

でもね、たとえルール上は勝てなかったとしても、「じゃあ、復帰なんてするんじゃなかった」とか、「復帰する意味ないじゃん」ってのは違うんです。

勝つことが目的じゃないならなんなのか。

とりあえず、彼がこれから最高のパフォーマンスをする為の道程なんだと思います。

もちろん他にも理由はあるでしょう。本人しか分かり得ないことだってあるでしょう。

でもその場所に戻ったんじゃなく、進んだんです。

だから、私は純粋に彼の最後になるかもしれない競技プロを楽しみたいのです。

ただ、予定の3試合の中で、確実に放送されるのは全日本のみ。現地に行こうにも、チケットを取れるかと言われたら難しいでしょう。

そして、このニュース、海外でも取り上げられてて、海外ファンはもちろん、スケート関係者、オリンピック関連、ISUの公式まで、このニュースを扱ってます。

後輩の邪魔したくないのはわかるけど、1つぐらい国際試合にも出てあげたらいいのに。まぁ、チャンピオンシップは枠が決まってるから難しいだろうけど。

でもね、これはファンのエゴですが、2011年、区切りにするつもりだった日本開催のワールドが東日本大震災で中止になり、そこで現役続行を決め、最後の試合になる予定だった2014年埼玉ワールドには怪我で欠場、そのまま引退。

そして、目標は変わったとはいえ、現役復帰という形をとった今シーズンのワールドが埼玉だってのは、なんか胸にギュッとくるものがあります。まぁそれはそれですが。