優しくなくていいから

悲しい顔はしないーでー♪

町田くんの特集の中で

先週土曜にテレ東のスポーツ番組内で町田くんのスケーター引退特集的なものがありました。

あまり見る気は無かったのですが、大輔さんの事が少し触れられたという話を聞いて、BSでの再放送を録画して見ました。

内容としては、特に驚く事はない…っていうと悪い意味になってしまいますが、私の認識している限りではありますが、まっちーだなという感じです。面白い人だなぁと思いますし、ここまで何でもかんでも自分の描いた通りにしようとするその実行力と情熱には脱帽です。

 

そして大輔さんの名前が出たのはナレーションで、

「同じ高校同じ大学の先輩、高橋大輔は32歳で現役復帰した。

道は違うが思いは違うとは思わない。

お互いにフィギュアを愛している。」

というものでした。ナレーションではありますが、番組で追っていた町田くんの様子を見ていれば、彼の意思で入れられたものだろうと思います。

 

一方でスケーターを辞め、一方では32歳で現役に戻る。

現役に戻るのはセカンドキャリアをうまく見つけられてないからだ、というような方向の意見を見ることもあります。本当にそうでしょうか?

そうであれば、もっと華々しい試合での復帰をすることも可能でした。

大輔さんの復帰には、彼にしかできない、とても大きな意味があると思っています。

 

番組内で町田くんのこんな言葉がありました。

スケートリンクの減少だとか、選手の人口の減少だとか、スケート選手の若年化、女性選手は摂食障害で悩んでる人も多いし、男性選手は4回転の練習をし過ぎて大怪我を負う選手もたくさんいたりして、それによって競技をドロップアウトせざるを得ない状況に追いこまれたりする選手も沢山いる、いろんな問題をこの競技は抱えているわけです。」

両方を追う事はできない。だからスケートを辞める。

実はこの後に、上記の大輔さんについて触れたナレーションが流れました。

 

⚪︎選手の若年化

⚪︎大怪我からの復帰

少なくともこの2点において、大輔さんの復帰は大きな意味を持っています。おそらくその事に町田くんは気付いているんじゃないかな。他人の道なので敢えて言葉にはしていないけれど。

 

実は大輔さんが現役復帰するちょっと前にこんな投稿をしたのです。

この中でも触れている通り、町田くんは大輔さんが引退発表した時に、「衝撃的」と言ってます。28歳の怪我を抱えたスケーターの引退をです。かなり年下の自分も3ヶ月後には引退する事を視野に入れていたにも関わらずです。

そして、大輔さんという存在の大きさについても触れてくれています。

町田くんは、この頃から大輔さんという人を表に立ち続けてスケート界を引っ張って行く人だと認識していたんじゃないかと感じるのです。

自らパフォーマンスする事で、フィギュアを支える人はいる。だから、彼はパフォーマンスする立場から引退する事を選べたのかもしれないななんて勝手に思っていました。

 

演技を見られなくなるファンの方の気持ちになると少し切ないですが、彼はとても強い意思で自分の道を歩いていて、そして他のスケーター達の道もそれぞれ敬意を持って見ているんじゃないかと感じました。