優しくなくていいから

悲しい顔はしないーでー♪

フィギュア放送に思う

土曜日に放送されたBSフジのフィギュアスケートTVが面白かった。

西日本選手権の特集があるという事で見ていたわけなので、個人的な目的はもちろん大輔さんで、その意味では思ったより短かった。けれど、西岡アナ、中村アナの西日本や全日本Jr.のレポートや解説が面白くて飽きる事なく見られた。

彼らは事前に各選手にインタビューもしているらしい。例え地方大会やJr.であっても、そういった選手へのリスペクトに姿勢がしっかりと放送にも生きていると思う。さらにすーさん(鈴木アナ)も加えてフジテレビは最強の実況陣。そして、彼らがそれを出来るというのは表に出て来ないスタッフ達の努力もあるに違いない。間違いなくそういう現場の人々の情熱と努力の賜物なんだけど、どうかこれからも企業がこれを安易な判断で無駄にしないでと思う。

数時間前に見たテレ朝のGPF放送で感じた残念感とは真逆だった。しょーまくんまで見ていようと思ったのに、煽りVTRとCMばかりで全く先に進まず、結果は分かってるので、結局録画して見たいところだけを見た。

しかしこの二局の放送は表裏一体。実際フジのフィギュア放送もここまで色々あった。スケート映さずにクイズやってた事さえある。

ここ数年はとても良い方向にいっているように見える。現場のスタッフさん達の気持ちが反映されてる。テレ朝は変わらなかった。もちろん、テレ朝の担当者も変えようとして、受け入れられなかったのかもしれないけれど、それでもそこにはかなり差がついた。

でもそんな現場の努力さえ、簡単に踏み潰してしまうようなことは企業ではよくある。今、フジテレビのフィギュア放送はとても良くて、スケートファンにはとても好評だ。

でも実際のところ、それが数字に繋がってるのかどうかは分からない。

 

でもね、フィギュアスケートTV見てて面白いなと思ったのは、フィギュアスケートのプロである八木沼さんが番組の進行をしていて、実況担当の男性アナウンサーが2人並んで、各試合の選手達の様子や、これからの展望までを語り尽くすってところ。

普通なら逆でしょ?

その様子を横で見てる新人アナもそうやって向き合い方を学ぶんじゃないかな。この先スケートじゃなくても自分が担当する何かにどう向き合うかを。こうやって披露する機会がなくともね。

 

こういうものがファンだけでなく、視聴率を左右する一般視聴者に伝わるといいな。たぶん、今のテレビ放送のやり方とは逆行しているのかもしれないけど、だからこそ見る人を1つの答えに導こうとするんじゃなく、見た人が何を感じるかを大切にして欲しいと思ってしまったのでした。

 

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追記

ちょうど良い記事があったので追記しておきます。でもGPFはあんな酷い放送でもリカちゃんのニュースで煽ったおかげで視聴率は悪くなかったみたい。結局、見る人が増えちゃうのか。だからまたスター選手だけを煽ることに力をいれちゃうのよね。残念。

 

◆過剰な演出で魅力を半減させる日本のスポーツ中継 - Victory