優しくなくていいから

悲しい顔はしないーでー♪

Number web のインタビュー記事

上記の記事で取り上げたインタビュー記事が、webに掲載されました。

 

◆リンクから離れて気づいたこと。高橋大輔「ピークはまだ先にある」

 

松原さんによるインタビュー記事。大輔さんの言葉が沢山詰まっています。

2014年のワールドに出なかったことは「逃げ」だと言ってしまう強さ。ソチ五輪前の右膝の状態はかなり酷くて、ロシアの合宿先で診てくれたロシア人ドクターも五輪後は休養することを勧めたということだったのに、それでも「絶対に出場できない状態ではなかった」と言ってしまう。

それほどに引退までに2年の膝の状態はずっと悪かったんですよね。だからあの膝の状態でも出場できなかったと言い切らない。そのぐらいあの2年のそれぞれの試合への出場もギリギリの状態だったのでしょう。その中であの数の試合やショーをこなしていたと思うと心が痛みます。

そして、あの時無理して出ていたら今こうしてスケートを滑ることができる状態ではなかったかもしれないと思うこともあります。

 

「そうか、それがモチベーションなんですね」という締めの言葉にぐっときました。

もともと闘争心の強くない彼が誰よりも長くトップでスケートを続けていたんです。魂を燃やしながら。自己肯定は今だって上手いわけではない。けれど、前を向くために競技に復帰した。彼は自分のワガママだって言うけれど、結局いつも色んなものを背負って、他人の事を考えてしまう。

この先もどうなるかは分からないけれど、今はこうしてこの選択をして100%の力でスケートに向き合ってそのパフォーマンスを見せようとしてくれている事、それがファンにとっては何より嬉しい事だと思っています。