優しくなくていいから

悲しい顔はしないーでー♪

氷艶2019 を見てきたよ

12月にMOIが終わってから、待つこと7か月。やっと大ちゃんのスケートが見られる!とワクワクしてましたが、あっという間に終わってしまいました。でも、3日間新横浜に通っただけで疲れてしまいました😓

この記事も実はずーっと書いていて、何だか上手くまとまらなくて、もう公開するのやめようかと何度も思ったんですけど、一応見てきた記念に記事にします…すみません…

 

さて、この氷艶2019〜月光かりの如く〜は、源氏物語をモチーフにした氷上の音楽劇…つまりミュージカルだったんです。

事前情報でたぶん台詞あるんだろうなぁー、まさかの歌うのかな?それ必要かな?と思っていた自分(^^;;あ、でも別に練習しても出来ないと思ってたわけじゃなく、やる事になれば絶対すごく練習するだろうから、その時間を本当の意味で彼にしか出来ない身体の表現の鍛錬に費やしてほしいという意味でした。

蓋を開けてみれば、大輔さんは思っていたよりずっと上手でした。ちゃんと腹から声出していたし、普通に違和感ない演技が出来ていました。歌も上手くてびっくり。彼の努力を思うと本当に頭が下がります。荒川さんもいくつか台詞はあって、彼女はいつも喉が弱いと言ってたのに、やはりかなりの努力をされたのが分かります。

だからといって、今後も歌や台詞のお芝居を積極的にやってほしいとは個人的には思ってませんが、この実力だとそういうわけにはいかなくなるのかも💦もちろん選ぶのは本人次第でしょうけどね。

でも、「出来ない」という制約を持ったままでいるより、今回挑戦してある程度の手応えを得られたことは、次に挑戦する事への幅も広げたし、自信にもなるから良かったと思っています。(何目線?)

 

そんなこんなで、どうしてもこの氷艶2019を語る時、最初に触れられるのが歌や台詞のことで、それって全く知らない人が情報だけ見た時、ただのイロモノに捉えらる可能性も高くてリスキーだなぁと不安に思ってしまいます。(←心配性)

合計2時間ぐらいの上演時間中、大輔さんがどれほど沢山のスケートでの演技を見せたかということが、伝わらない…

と言いながら、私も初演は歌や台詞でさえなく、源氏物語だと思って見てたので、予想外のお話の展開の衝撃と細かいところで頭がついていけず、ええー?どゆこと?と思ってる間に終わってしまった😅帝に「様」って敬称使うのかな?とかあれ?今度は陛下?そんなに常にフルネーム(と言っても愛称だけど)で近しい人が呼びかけるのかなぁ?とか、源氏姓賜った後なのに帝に対してそんな感じでいいのかなぁとかなんかよく分かんない所に思考がいってしまったりして、ダメな客ですw

で、翌公演からは、余分なこと考えずに見ることにしました。なんかこう書くと脚本をdisってるみたいですが、全然そんなことなくて、むしろ初演見て安心したぐらい(笑)はじめに「源氏物語」と聞いた時、「そんなの舞台にして面白くなるの??」と思ってたクチなので、思っていたより楽しめる内容てした。

それに大きく言えば一つの物語の解釈としてあり得るものだとも思います。ただ、ここまで変えるといろんな意見が出そうだし、大丈夫かなと心配な気持ちもありますけれど。

 

そんな私でも、大輔さんのスケートがずーっと見ることできて大満足💕

子供っぽさを出したお忍びで町を散策する滑りや、ステファンとの歌合わせや狩りのシーンの若さと自信ほとばしる滑り、殺陣のシーンも本当に俊敏でかつ美しく、その身体能力は本当に凄い。光源氏って貴族なのにこんな忍者も真っ青な動きしてていいにかしらなんて😓ついつい思ってしまったほどでした(笑)

 

公演が終わってからの共演者さんの言葉を見ていると大輔さんはつくづく努力の人であることが浮き彫りに。競技プログラムだって音掛けなしで練習していても、完璧に音にぴったり合っているほど、繰り返し練習する人ですから(繰り返しやったからと言って誰にでもできることじゃないけれど)、今回だって動きも台詞も歌も何度も何度も泥臭く練習したんだろうなぁと思います。台詞もファンが思ってたよりはずっと多かったとはいえ、一般的なお芝居の台詞量ではないので、ひたすら反復練習できたのかもしれません。

1ヶ月近く合宿して沢山のプロの方々からお話を聞けたのも良かったのでしょう。波岡さんも福士さんも私はドラマでしか拝見したことなかったのですが、舞台でもよく通る素敵な声。福士さんは歌声も素晴らしくて、スケートの上達も常人離れしてるし(イーグルやスパイラルまでやってた😳)何という才能の持ち主なんでしょう?平原さんのナレーションと台詞のうまさにもビックリ。

 

個人的には今回の氷艶は完成度高かったので、さほど再演も望んでないかな。いくつか疑問は残ってるものの、自分の中では完結して、満足してます。何しろこの後、映像で細かいところを見ることができますからね。

また3日6公演で終わるところがいいんだと思います。競技者として生きてきたアスリートがその類稀な集中力をもって全力投球できる時間は精神的にも体力的にも限られていて、それはステファンがアイスレジェンドを1公演限りにしたのに近いものもあるのかなと思ったりして。

長期公演がないことが氷艶の強みというか個性になりうると考えています。差別化必要ですからね♪

 

第三弾の氷艶が俄然楽しみになってきました✨